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愛と別居と検体と〜とあるおじさんの老後の過ごし方と終活〜

更新日:

どうも、ぽよよです。

3月前半、新宿駅西口広場ワールドアートフェアというものが行われていました。

このスペースは都が運営しているスペースで、期間ごとに様々な催し事が行われています。

今回も、アートフェアと同時に北海道フェアも行われていました。

以前は刑務所で作業して造られた商品が売られるフェアが開催されたりと、
変わり種のイベントも見かけられます。

2019年になって、絵画や各種芸術分野に強く関心を持ち、美術館などにも積極的に足を運んでいる私なので、
アートフェアで展示されている絵画が目に飛び込んできました。
 
 

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ワールドアートフェア in 新宿

 
ワールドアートフェア 新宿 クリムト

絵画が販売されている場なので、当然ながら観覧料もかかりません。

これは見ない手はないと足を止めました。

さて、こちらの絵画については別記事でお話しするのですが、
アートフェアの隣で物販を行なっているところがありました。

こちらでは洋服や雑貨などが販売されていたのですが、
世界的にも有名な絵画がプリントされたバッグやスーツケースカバーも置かれていました

ゴッホやモネなど、あまり芸術に興味がない方でも名前を知っているような偉人の作品ばかりだったのですが、
その中にはグスタフ・クリムトの「接吻」も写されたバッグがありました。

クリムト 接吻 アート

僕はお土産としてクリムトの接吻がプリントされたバッグを購入。

そう、僕が2019年になってアートに興味を持ち始めたきっかけをくれた友人が、グスタフ・クリムトの色の使い方や表現が魅力的だと豪語していたのを忘れるはずもありませんでした。

そして、自分用としてスーツケースカバーも購入。

スーツケースは旅行や出張など行かれる際には多くの方ががらがらと引くことと思いますが、売り場を担当していたおじさん曰く、空港でのスーツケースの盗難は後を絶たず、多発しているらしいのです。

外国人が6人組とかになって空港に待機し、スーツケースごと盗んで車に積み込んで逃げていくそうです。

そして、中身はもちろん、スーツケースまでも売り飛ばすと。

さらに日本人は良い標的のようで、特に女性は盗まれた後も騒ぎ立てないらしいのです。

なぜかというと、
下着が入っていて恥ずかしいから、
と。

日本人が海外に行くときは注意せよとよく言われますが、
日本から出なくても悪い外国人は私たちを狙っていることを肝に命じておかなければならないなと改めて思いますね。

そんなわけで、僕も今後スーツケースは多用するかとしれないし、
あるといいなと思ったのでMサイズのスーツケースカバーを購入。

売り切れのデザインもあり、少し悩んだ末にピエド・モンドリアンのコンポジションのデザインのものに決めました。

飽きがこなくてわかりやすい、そして目にもよく留まるこちらの絵画は、スーツケースカバーにもよく似合います。

聞くところによると、売り場担当のおじさんも同じものを購入したそうです。

さて、そんなこんなでおじさんといろいろと雑談が弾んでいるうちに、
おじさんは自分のことについても口を開いて話し始めました。
 
 

愛ゆえの別居

 

別居 愛 アート
 
 
おじさん自身も絵画が好きで、自宅の4畳間にびっしりと絵画を蓄えているとお話ししていました。

総額6500万円程と言っていたが、あながち嘘でもないように感じます。

自分の娘さんは財産を狙っているとも話してくれたが、それも嘘ではないのでしょう。

おじさんは結婚していて、奥さん、そして娘さんがいるそうです。

年齢は聞きませんでしたが、外見から察するに65歳から70歳の間くらいでしょうか。

そして、興味深いのですが家族みんな仲違いしたわけではないのに別居しているというのです。

 
おじさん曰く、

「結婚して何十年も一緒にいて、老後まで一緒にいなくちゃいけないなんてお互いに不幸だろう。

もう子どもも手から離れて、お互い残りの予定も短いならストレスなく好きに過ごしたほうがいい。

普段は生活を別にし、月に1度だけみんなで顔を合わせて食事をする。

そうすると話しも弾むし楽しみにもなる。

自分は20歳で結婚したが、時々当時の嫁の写真を見るんだ。

 
そうすると、なかなかの美人で我ながらこんな素敵な人を嫁にもらったなんてやるじゃないかと思うんだ。

 
改めてこの人と結婚できてよかったし好きだとも思う。

 

無理に一緒に過ごしてストレスを溜めるより、
こうやってずっと愛おしいと思えるくらいほうがよほど良い過ごし方だと思わないか。」

と話しをしてくれました。
 
 
つい、なるほどと思わずにはいられませんでした。
 

大原則として、夫婦は常に一緒にいるものというのが世間では当たり前になっています。
 

だって、お互い好きで結婚したのだから、そりゃ当たり前です。
 

ただ、そこをお互いもっと深い心で、一歩譲って見たときに、
距離を置いて暮らそうという結論を出すことができるのがなんだかとても素敵に感じました。

 
夫婦が別居しているというと、関係が悪くなってしまっている状態をすぐに連想してしまいますが、
必ずしもそうではないのだと、こんなにも想い合い、愛で溢れた別居があるものかと感嘆してしまいました。
 
 




 

死んだら霊柩車ではなく日大の車がお迎えに来る

 
検体 日大 迎え
 

さらに、おじさんはこんな話しをしていました。
 

おじさんは奥さんと2人で、死んだ後のことも決めているそうです。
 

それは、自分が死んだら日大に検体として身体を差し出すこと。
 

亡くなったら火葬して葬儀を執り行うのが大半の方がされることだと思います。
 
 
しかし、おじさんは自分が死んでもなお少しでも世のため人のためになればと、
日大に検体として己を差し出すというのです。
 

私はドナー登録などは当然知っていますが、検体として差し出すことができるとは知らず、
驚きました。

 
 
おじさん曰く

「俺が死んだら、病院には日大の車が来るんだ。

妻と2人でそう決めている。

死んでもなお人の役に立てるんだ。

そうしたら葬式代もかからないし、残された家族にも迷惑かけずに済むからね。」

と。

 

うーむ、なるほど。

 
これも1つの愛の形なのでしょう。
 

日本は無料(タダ)では死ねない国と言われています。
 

葬儀代はまちまちですが、ざっと200万円程度はかかってしまうことが往々にしてあります。
 

また、結婚式などとは違って、葬儀がいつすることになるかなんてわからないですよね。
 

今日誰かが亡くなってしまったら、

「今はお金がないから来月に葬式をやろう」

なんてできないわけです。
 

速攻で準備をしなければならないし、つまりすぐお金が必要になります。
 

結構大変なんですよね、これ。
 

そういう部分も汲んで、おじさんは自分の死後は検体へとしているのでしょう。
 

これってなかなかできることではないと思います。

 
遺族も反対する場合もあるでしょう。
 

それでも検体という選択をしているおじさんは、
ある種の悟りを開いているようにも感じました。
 

まとめ

 
まだまだお話ししたりなかった様子でしたが、
他のお客さんがお会計に来たのでそこでおじさんのお話しは終わりました。
 

最後、笑いかけながら私に

「まだ若いんだから頑張れよ。

いろんなことができるんだから」

と肩を叩いてくれました。
 

僕もまだまだお話しを聞きたかったのですが、
あまり長居してもというのもあって挨拶をしてその場を去りました。
 

愛と想いやり故の別居、そして検体という選択・・・ 
 

 
お話しは聞けませんでしたが、きっとおじさんもこれまでの人生でいろんな経験をされ、苦労もされてきたのでしょう。
 

言葉1つ1つに重みと、これまでの人生で感じたことからの選択であることが伝わってきました。
 

また、そんなおじさんがかっこよくも思えました。
 

素敵なお話し、ありがとうございました。

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